んで、このDaft Punkの「Alive 2007」。今日買ってきて聴いているのですが、ライブアルバムの在り方を考えさせられる、なかなか素晴らしいアルバムです。
実は06年のサマソニでDaft Punkのライブを生で観ました。彼らの予備知識も皆無で観にいったのですが、バンドとは違うダンスフロアのようなライブパフォーマンスと雰囲気にのまれ、圧倒されたのを覚えています。
そしてこのアルバムは、2007年にパリで行われたライブ音源を収録したアルバム。他のオリジナルアルバムを差し置いてこのライブアルバムを名作に挙げる人も多いようなので、それだけでもライブの質の良さが伺えます。彼らのライブ(アルバム)の何が印象的かというと、自分たちの名曲をライブ会場でマッシュアップさせて新しい曲に昇華させている点。もう一つはごく単純なことですが、煽って煽って最後にずんずん響く重低音でとどめを刺すところでしょうか。どの曲も雰囲気を変えずに派手にアレンジされ、オリジナル作品では聴くことのできないサウンドを体感できます。非常にクールでかっこいいです。特にRobot Rockはかっこよすぎ。
オリジナル作の名曲たちが生まれ変わる様は聴いてて圧巻ですので、是非とも過去のオリジナル3作を聴いた後にこのアルバムを味わってみてください。
Robot Rock → Around the World / Harder Better Faster Stronger
前作と比べると幾分かサウンドに変化が見られたのですが、あのキラキラした清潔感のある雰囲気は変わっていません。
印象的なのは奇数トラック(1,3,5,7,9)に静謐な曲を置き、偶数トラック(2,4,6,8)に轟音シューゲな曲を置いていること。これによりアルバム全体でうねりを表現したかなり異質な作品、と勝手に推測。これが1stと大きく違うところでしょうか。けたたましい曲も大人しい曲も、終始抑揚を付けずにそのテンションを維持し続け、次の異なる曲調の楽曲へバトンタッチ…。この繰り返しです。
そしてなによりうれしいのが轟音シューゲの質が大きく向上していること。まぁこれは聴く人によるかもしれませんが…。再生した瞬間、ジュワーと轟音があたりを包み込むように鳴らされ、それぞれが7分以上ずっと同じフレーズを繰り返すのですが、これがたまらない!個人的にはこんなサウンドを待っていたんだ、とやや興奮。
しかし残念なのは、おとなしい曲がどれも面白みがなかったこと。正直、全曲轟音くらいの勢いでもよかった気がします。こんな質のいい轟音なら僕は飽きずに聴き続けられると思いますから。
4.Love is Slow
先行シングル「Me & Mary」を聴きましたが、相変わらずドリーミーな世界観を焦燥感に乗せてコンパクトにまとめてきたなと。後半に暴れまわる感じも彼らの得意技といった感じで、短いながらもとても美しくてカッコいい曲でした。インタビューでは、「たくさん音を重ねるのはやり尽くした感じがあったから、今回は新しい質感、新しい音の重ね方に挑戦した」と語っていました。前作は確かに理不尽な音の厚み、耳が疲れるようなところも多少あったのは事実で、もう少し綺麗に聴かせてくれれば…と感じる、もったいないところもありました。インタビューを見る限りでは今回は、けたたましい要素よりもメロディや細かい音の重ね掛けを重視したようであり、前作以上の出来を期待できそうです。
Asobi Seksu - Me & Mary 「Hush」収録予定
あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
早速ですが、修理に出したPCについてですが、見積もりで立てた修理期間(2~3週間)を過ぎても戻ってきませんでした。予定では年末に戻ってくるはずだったのですが…、なかなか連絡が来ず、このままPCを待っていたらアパートで一人で年を越しそうだったので、27日に静岡の実家に帰りました。
新年を迎えたわけですが、08年に聴いていた音楽をランキングの形でメモしておきたいと思います。
しかし、一昨年と同様に旧作だけのランキングとなっているため、恥ずかしいことにランキングの真似事と化しています。そういうこともあり、自己満足の格付けですので、興味のある方だけのぞいてみてください。
今からちょうど一年前でしょうか。
現在バラエティ番組で活躍するmisonoがヴォーカルを勤めていたDay after tomorrowにとてもはまっていた時期が自分にはあり、それがおそらく去年の夏の終わりから秋に掛けてだったと思います。しかしその時期はDATだけではなく、ほかの国内女性アーティストの作品もいろいろ聴いており、自分でもびっくりしていたのが記憶に新しいです。
何が言いたいのかというと、この周期が再び自分の中に訪れているのです。もしかしたら夏の終わり(もしくは秋)は、女性特有の美声が似合う季節なのかもしれません。個人的に「夏の終わり」と言うのは、休みが終わる、心身ともに熱気が冷める、などといったマイナスのイメージがたくさん生まれるため、とても淋しい時期に感じます。対して、すぐにやってくる「秋」と言えば、さまざまなことに感慨深くなったり、キンモクセイの香りが心を落ち着かせたり、とても穏やかになれる季節だと思っています。そんな心の変化が、女性の美声につかりたくさせる要因なのでしょうか。
国内も探せば素晴らしいアーティストはいますね。
個人的に、今は無きアイドルユニットD&D出身のOLIVIAや、声優や女優などマルチに活動を展開する坂本真綾に素晴らしさを特に感じています。両アーティストとも方向性は違いますが、聴き比べているうちにそのベクトルが点で交わる部分があったりして、意外に二人は似ているかも?なんて。
…こんな説明ではあんまりなので、これらについてはそのうちしっかりと紹介したいなと考えています。
坂本真綾 - Birds 「Easy Listening」収録
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