今更な話題ですが、
先日、王監督が今季限りで勇退を発表しました。今期のソフトバンクは決して調子が良かったとはいえませんが、ホークス時代から数えて14年。現役時代にジャイアンツ一筋で活躍してきた方が、ここまでファンや選手に愛されたことがまず素晴らしい。"世界の王"という圧倒的な存在でありながらも、選手に気を使わせないために親しみのある指導を心がけたと言う人柄の良さ。それはWBCでもまたしかり。
引退セレモニーを拝見しましたが、王さんの最後のスピーチに涙を流していた小久保と松中を見て、こちらも涙腺を刺激されました。そして小久保が王さんに「胴上げしても良いですか?」と耳打ちし、チームみんなで胴上げ…。やっぱり選手からも愛されてるなぁ。多くのファンの人も心から勇退を惜しんでいましたね。
話は変わりまして最近のペナントレースですが、なかなか面白いことになっています。
特筆すべきは、巨人の驚異的な連勝により熾烈を極めるセ・リーグの首位争い。さらには、3位までのチームが出場できるクライマックスシリーズの切符を賭けての、中日と広島による連日の争い。こちらは中日がもたついている間に広島が勝ち星をかさね、ついに追いついたといった図式です。
パ・リーグでは、M2としながらも以前足踏み状態の埼玉西武。
22日と23日の楽天との二戦は圧巻でした。一戦目は岩隈にわずか一点に抑えられて、20勝目を献上。
二戦目は楽天リードの八回の裏に西武が一挙五点をあげ、もはや勝利・優勝目前としていた場内。ところがその後の九回の表に楽天・フェルナンデスにまさかの逆転満塁打。そのまま楽天が勝利して優勝はお預けとなったこの日は、本当にとんでもない試合でした。楽天贔屓の自分としては、こんなに気持ちいい勝利はありませんでした(笑)。なんというメシウマ試合なのかと。
ほかにもオリックスがいつの間にか二位に浮上していたり、ロッテと日ハムの三位争いはこちらも激しく、見ているこっちはかなり面白いです。毎年プロ野球ってこんなに熾烈だったっけ?
とまぁ、気になったことをつらつら書いただけです(笑)。楽天は今年の前半にあれだけ勢いがあったのになぜここまで成績が落ちてしまったんでしょうか。それがとても心残りです。どうやらノムさんは、来年も指揮を執られるようなので、選手には次こそ監督を胴上げをしてほしい、と切に願っています。
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